会員企画のお知らせ

立教大学文学部教育学科公開講演会のお知らせ

立教大学文学部教育学科公開講演会(対面のみ)
https://www.rikkyo.ac.jp/events/2025/04/mknpps0000034jyf.html

いま、韓国の民主主義はどうなっているのだろうか?
ー3人の韓国人女性社会教育・生涯学習研究者が語る!ー

 近年、日本では、韓国の民主化をテーマにした映画が上映され、大きな話題を呼んでいる。その背景には、停滞する日本の民主主義からの脱却を、韓国の民主化経験に学ぼうとの姿勢があるように思われる。2016年のキャンドルデモで、当時の朴槿恵大統領を退陣に追い込んだ光景は記憶に新しい。そうであるからこそ、2024年の尹錫悦大統領による戒厳令の宣言によるクーデター未遂は衝撃的であった。それと同時にクーデターを身体を張って阻止した「市民」の姿に、韓国の民主主義の底力を感じることになった。
 民主主義を根本から支えるのは教育である。だが、韓国では日本以上に競争的な学校教育が展開している。ならばどこに「市民」が育つ場所や文化があるのか。本講演会では、韓国の民主主義の現在とそれを支える政治文化や市民意識について、社会教育・生涯学習を専門とする3人の韓国人女性研究者が語り合う!

日時:4月12日(土)14時〜17時
場所:立教大学池袋キャンパス マキムホールM202教室

講演者:李 正連氏(東京大学大学院教育学研究科教授)
    呉 世蓮氏(関東学院大学国際文化学部准教授)
    金 亨善氏(東北大学高度教養教育・学生支援機構学術研究員)

李正連氏には韓国の市民社会と民主主義の現在史を、呉世蓮氏には1980年の光州事件後に光州が独自に行ってきた民主市民教育と今回の戒厳に対する光州市民の反応を、金亨善氏には日韓の若者文化の比較から韓国社会の現状を話していただく。

主催:立教大学文学部教育学科
対象:学部学生、大学院生、教職員、一般
事前申し込み(Googleフォーム):https://forms.gle/a3c5UFbRVQ5XfKRg6
問い合わせ:立教大学文学部教育学科教授 和田 悠