プロジェクト研究

プロジェクト研究「多文化・多民族共生を目指す社会教育の挑戦」第1回公開研究会のお知らせ

 

 日本社会教育学会会員各位

プロジェクト研究「多文化・多民族共生を目指す社会教育の挑戦」第1回公開研究会のお知らせ

 プロジェクト研究「多文化・多民族共生を目指す社会教育の挑戦」第1回公開研究会を開催致します。「多文化・多民族共生」において、1990年代以降に多文化共生概念が一般化し、多民族共生とはいわれなくなりました。一方、「多文化共生」という概念も「文化」のみが焦点化される傾向が見られ、「多文化共生」とは3F(Fashion,Food,Festival)の共生であるという指摘もあります。多文化・多民族共生を考えるにあたり、まずは「民族共生」をどのようにとらえるべきかについて、議論を深めたいと考えました。今回は、ドイツの事例を通して、「民族」「統合」「共生」「多文化」といった概念を検討します。

 ドイツは、歴史的な経緯から多くの難民を受け入れている国であり、2000年前後に外国人をめぐる政策を大きく方向転換した国でもあります。佐野会員から、ドイツ語の獲得を前提としたドイツの「統合」の概念の意味内容や、連邦政府移民難民局が中心になって進めている移民・難民の背景をもつ人々のエンパワメントや民衆大学との連携、コミュニティ形成の現状について報告して頂きます。ナチズムの反省と客員労働者受入の経験・反省を経て、「移民の家族」の包摂、ジェンダーや宗教的な包摂をも視野に入れたドイツの「民族」を強調しない「統合」について共有し、日本における多文化・多民族共生のあり方について議論したいと思います。

 

日時:2023年7月16日(日)13時~14時30分

形式:ZOOMミーティング(お申込み頂いた方にURLをご案内いたします)

 

【報告】佐野敦子(立教大学兼任講師)「民族や共生の概念から考えるドイツの成人教育と社会統合」

 

【司会】野元弘幸(東京都立大学)  

 

研究会に関するご質問は、金(yjkim[アット]tmu.ac.jp)まで([アット]を@に変更して下さい)

参加申込先:yjkim[アット]tmu.ac.jp

申込の締め切り:2023年7月7日まで

 

研究会の直前となりましたら、ZOOMミーティングにアクセスするURLとID・パスコードをお送りいたします。資料に関しましては、当日皆さまにお渡しする予定です(なお、資料に関しましては、著作権や個人情報の関係で資料をお渡しできない場合がありますので、ご了承ください)。

※詳細は下記添付ファイルを参照のこと。
第1回公開研究会案内について(提出版).docx