研究大会・六月集会

研究大会

東北・北海道六月集会シンポジウムの詳細

会員各位

東北北海道六月集会シンポジウムの詳細が確定しましたので、以下、お知らせします。
シンポ案内(東北・北海道六月集会2023年5月27 日).pdf
(会員外も参加可能。要申込)

皆様のご参加をお待ちしています。

【シンポジウムのご案内】

北海道・長沼町における新しい学校づくりのプロセスから学ぶ
―地域再生への教育計画(その4)―

○日時:5月27日(土)13:00開場、13:30開始 (17:00には終了予定)
○開催方法:対面(オンライン併用)
○会場:北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟(W棟)W410(27日)
〇主催:日本社会教育学会 第47回東北・北海道研究集会実行委員会
 共催:北海道大学教育学院生涯学習論講座

〇開催主旨
人口減少にともない地域の暮しが根底から揺さぶられているとも言える現在、学校統廃合はとりわけ地域に多大な影響を及ぼしています。他方、そうした危機的状況の中で、あるいは危機的状況にあるからこそ、従来の学校のあり方にとらわれない新たな学校と教育実践を模索する動きとの連動が興味深い展開を見せています。これは、日本の学校教育を考えるオルタナティブの展望であるとともに、その模索の動きにかかわることとなった住民を通じて、地域社会にも新たな変化を呼び起こしつつあるように見えます。
 そこで、北海道夕張郡長沼町の北長沼地区で、今春、開校した「まおい学びのさと小学校」(「市民立の認可小学校」)について、その開校に至るまでの紆余曲折のプロセスをうかがいながら、公的な学校教育の制度的・実践的側面への挑戦的な取り組みの展開と、学校と地域の関係性が変わってゆく様子を、ともにとらえながら、地域再生への教育計画を考える手がかりを得たいと考え、シンポジウムを企画いたしました。
 報告は、まず、「まおい学びのさと小学校」が開校されるまでの過程を、NPO法人まおい学びのさとの代表で、新しい小学校の校長になられた、細田孝哉さんにお話しいただき、それを受けつつ、次に、小学校のある地域の住民の視点から、NPOとの出会いを契機とする新しい学校づくりとのかかわり、さらにさかのぼって、それ以前の地域とそこでの活動について、荒谷明子さんのお話しを、さらに、オルタナティブ・スクール運動の文脈から、この新しい学校づくり運動から何を私たちは学ぶかを宋美蘭さんに提起していただく予定です。
 コメンテーターは、宮城県で多様な学びの場づくりにかかわっておられる中村みちよさんと、夜間中学校の実践とその歴史について地域とのかかわりの視点から研究を展開されている横関理恵さんにお願いしています。
 関心のある皆さんのご参加をお待ちしています。

○内容・登壇者

■報告① 地域に根ざす体験学習の小学校づくり
細田孝哉さん(学校法人学びのさと自由が丘学園、まおい学びのさと小学校)
■報告② 子どもも大人も健やかな根を張れる地域を目指して
荒谷明子さん(メノビレッジ長沼、NPO法人まおい学びのさと)
■報告③ オルタナティブスクール運動の文脈から見た「協働」と「共生」の学校・地域づくりの可能性
:韓国の代案教育運動と堤川ガンジー学校の教育実践を手がかりに
宋美蘭さん(弘前大学)
■コメンテーター① 中村みちよさん(多様な学びを共につくる・みやぎネットワーク)
■コメンテーター② 横関理恵さん(拓殖大学北海道短期大学)
■司会 石井山竜平(東北大学)、辻智子(北海道大学)

○参加申込(どなたでも参加できます。参加費は無料です。)
以下のようにお願いします。(申込はいずれもメールで → 2023TOHO@edu.hokudai.ac.jp)

【会場参加(対面参加)】
⇒会員・非会員とも申込が必要です。(人数把握が必要なためご協力ください)

【オンライン参加】
⇒日本社会教育学会東北・北海道地区会員は申込不要です。(ご案内メールに記載してあるZoomミーティングアドレスからご自由にお入りください)

⇒日本社会教育学会東北・北海道地区会員以外の方は申込が必要です。(折り返し、Zoomミーティングアドレスをお知らせします)

○問い合わせ先(実行委員会事務局)
〒060-0811北海道札幌市北区北11条西7丁目 教育学部内
電話/fax 011-706-3090(青年期教育論研究室・辻)
メール(実行委員会)2023TOHO@edu.hokudai.ac.jp