2024年1月の記事一覧
「教育課程調査カード(仮)」開発のための第二回研究会ご案内
日本社会教育学会 会員各位
日本社会教育学会 会員自主企画
「教育課程編成への市民参加を企図した地域学習支援システム構築のための『教育課程調査カード(仮)』の開発」
第二回研究会のご案内
公立の小中学校の教育課程は、これまで各学校の教員組織が作成し、その情報の一部はウ ェブサイトなどで公開されてきたものの基本的には学校内部の情報として管理されてきた。 学校と地域社会は離れては存在しえないものである。ゆえに教育課程は、地域社会の実態を 分析して把握し、地域の教育資源や学習環境の実態を考慮して計画されるものであり、このような教育課程編成の歴史が「教育課程史」である。
「社会に開かれた教育課程」という言説が学習指導要領に登場し、市民が学校の教育課程編成にこれまで以上に参画することが求められている。しかし、現状では学校教育課程に関する諸情報については学校にも保管義務のある最低限のものしか蓄積されていないことが多く、ましてや市民が学校の教育課程史を知る方法は現状ではほぼ皆無であるため、連携した実践は思うように行われず、学校教育と社会教育の場は、つながりのない状況となっている。
本企画では、まず、学校と地域の協働に関わる人々が学校で行われていることについて学びを深めていくきっかけとするために、学校の教育課程を市民がわかりやすく把握する「教育課程調査カード(仮)」を開発し、市民が学校の教育課程史を記録することで、教育課程編成に参加することの一助となる地域学習支援システムを構築したい。本企画第一回では、北海道下川町のNPO 法人「森の生活」の代表である麻生翼さんを講師で招き、下川町で協働の事業が成立し、学校の教育課程にどのように参画し、各学校で教育課程に基づいた授業ができるまでの話を聞くことで、「教育課程調査カード(仮)」開発のヒントを得ることができた。そこで、第二回では鳥取大学の石山雄貴さんより「決算カード」を活用した財政分析の基本と財政分析する際のポイントを教えていただき、「教育課程調査カード(仮)」作成方法についての一助としたい。そして、第3 回(3月17日予定)では、ワークショップ「教育課程調査カード項目アイデアづくり」を行いたいと計画している。
日時:第二回研究会 2024年2月17日(土)14:00ー17:00(予定)
場所:鳥取大学 (現地またはオンライン)
※詳細は、後日参加者へ連絡いたします。
参加申込:2月15日(水)までに、申し込フォームから送信してください。
https://forms.gle/xU7Ao4ZCQeuhzuMZ6
※参加のための情報を前日までにお送りします。
企画者: 板倉浩幸(相模原市立津久井中央小学校/東京農工大学大学院)、 高橋 彬(東京都立園芸高等学校)、山本 理(株式会社 Learning City)、岡 健吾(北翔大学教育文化学部)、 田中住幸(札幌大谷大学短期大学部)、 佐藤健治(東京都立工芸高等学校)、降旗信一(東京農工大学)
会員自主企画 「学校部活動のオルタナティブとしてのボーイスカウトと青少年赤十字の可能性」 第2回研究会のご案内
日本社会教育学会 関係各位
本研究会は、ボーイスカウトや青少年赤十字に代表される子どもの社会教育団体が学校部活動のオルタナティブとなる可能性について、学会内外から話題提供者を招き、実践者も交えてディスカッションすることを目的としています。2021年から中学校の部活動を段階的に地域へ移行する施策が進められているところですが、スポーツクラブ・民間事業者への移行だけで、子どもの多様で豊かな経験機会を確保できるでしょうか。
第2回は、北海道日高高等学校・日高町教育委員会の「産業学習」の事例を切り口に、学校教育と民間教育事業者等の連携に関する課題と可能性について議論したいと思います。日高町教育委員会の実施する産業学習は、「日高高等学校との融合・連携による総合学習システムの創造をとおし、本町の自然豊かな地域資源を活用し、心身ともに健全な青少年の育成とまちづくりの活性化に資すること」を目的として、スキー・アウトドア探究・写真探究の各クラスを設け、民間教育事業者や国立青少年自然の家等と連携し、多様な体験活動を通じた教育を展開しています。日高町産業学習について、北海道日高高等学校・日高町教育委員会生涯学習課の高橋健会員から報告していただき、さらに、学校と地域・民間事業者等との連携をめぐって、大牟田市の地域連携に携わっている江崎文寿氏会員からコメントをいただきます。
(日 時)2024年2月1日(木)19時00分〜21時00分
(場 所)オンライン(オンライン会議システムWebexを使用予定)
(参加申込)1月29日(月)までに、申込みフォームから送信してください。参加のための情報を前日までにお送りします。 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScEKOBJZab98UbuIBe4oAiz04tvEdSrRSpZC2EqGb1vsXg6xQ/viewform
※当初、1/20 に九州大学で開催を予定していましたが、日程・方法が変更となりました。
(企 画 者) 松岡 悠和(京都府立大学大学院) 高橋 健 (北海道日高高等学校)鎌田 宜佑(九州大学大学院) 圓入 智仁(中村学園大学)
※詳細は下記の添付ファイルをご覧ください。
<事務局員の勤務について>
事務局は事務局は祝祭日を除く(月)・(木) 10:00~16:00 リモートワークのため、電話受付はしておりません。お問合せ等はメールにてご連絡ください。
【事務局メール: jssace.office@gmail.com】
ご不便をお掛けいたしますが何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
【会費振込先】2024年9月1日~新年度(2025年度)が始まっております。会費納入状況は各自個人画面で確認の上、会費未納分と今年度分の会費の振込みをお願いいたします。尚、2025年度会費減額申請は受付終了しています。2026年度については2025年7/1(火)~2025年8/15(金)です。減額希望の会員は期間内に<会費減額申請システム>から申請し、承認の連絡が来次第、会費の納入をしてください。(10月の理事会で承認後ご連絡いたします。)
ゆうちょ銀行 振替口座 00150-1-87773
他金融機関からの振込用口座番号:〇一九(ゼロイチキュウ)店(019) 当座0087773
◎領収書が必要な方 会費等の領収書が必要な方は、メールにて領収書の宛名・送付先をお知らせください。
◎会員の方は各自、登録メールの確認をお願いいたします。
「六月集会プログラム」「学会からのお知らせ」「研究大会プログラム」はネット配信のみになります。
〒189-0012
東京都東村山市萩山町2-6-10-1F
E-mail:jssace.office◎gmail.com
(◎を@に変えてください)
(祝祭日除く月・木曜日 10:30-16:30 リモートワーク中)
Tel:090-5782-1848 ※現在電話受付停止中